チャイナエアラインの最新機種を乗り比べてみた-後編(A350-900)
前編では、往路:関空→台北、B777-300ERの様子をお伝えしましたが、後編では復路台北→関空の様子をお伝えしたいと思います。
まず復路で利用した便はCI172便。
14:20出発のため、午前中は観光する時間が取れそうなので台北駅付近の迪化街をぶらつきます。
まずは朝ごはん!となったのですが、意外と空いている店がありません。
宿周辺の"商店街"みたいなところで魚のかまぼこみたいなのが入った麺類を食べることに。
焦がしネギの香りが効いてておいしかったです。
そして今旅の大きなミッションの一つ、お茶の購入です。
実家でも我が家でも台湾茶のニーズは日々高まりつつあり、品質がよいところをひたすら探し、『林華泰茶行』に向かいました。
ここは1883年から続く台湾茶の老舗お茶問屋だそうです。
問屋というだけあって、店は全然飾り気がないです。この大きな缶に種類ごと大量の茶葉が入ってます。
お茶の種類は日常使いから高級品まで大量の種類が。しかも好きな量で量り売りをしてくれます。やはり台湾で買うからには"高山茶"の銘柄を選びたいもの。
結論、見渡してみても「良く分かりません」
日本ならあれこれ聞いて相談して買えるのですが、中国語が全くしゃべれない自分はダメもとで、日本語で「高山茶が欲しいです」と言ってみました。
すると、「こちらですよ」と日本語で案内してくれました。
通されたのは、写真のすりガラスの向こう側にある別室。
さぞや高い金額のものしか取扱いがないのでは…手持ち現金そんなに多くないのに…
となったのですが、値段を見て拍子抜けしました。
なんと高山烏龍茶、東方美人、高山鉄観音を計250gを購入して1,200元(約4,500円)。
これだけ日本で買おうとすると、1.5万円は下りません。
(日本に帰ってきて飲みましたが、香り・味とも別格でした!!)
このミッションを完了し、11:00には台北駅から桃園空港へ向かいました。
(当時はまだ桃園機場捷運:MRT空港線が開通しておらず、バスで向かう必要があり早めに向かいました。)
空港まではスムーズに着き、お昼ご飯です。
今回は魯肉飯(ルーローハン)を食べてなかったなー、と思いフードコートで。
春水堂もあったのでタピオカミルクティーもしっかり楽しみました。
(氷は無しにしてもらいましょう!氷の隙間にタピオカが挟まってこのうえなく吸いづらいです(^_^;))
そして、出国審査を済ませ、使用機材のお出迎え。
この日はHKGからの到着です。
■CI172 TPE→KIX A350-941 B-18902■
そして搭乗です。
帰りは31Kをアサイン。
復路もまたプレエコ区画の窓側をアサインしました。バルクヘッドです。
インテリアもB777と若干異なりますね。
同じ木目調ですが、ベースの茶色が薄く、スタイリッシュな感じがします。
プッシュバック→エンジンスタート。
セーフティーインストラクションの音が大きいこともあり、エンジンスタート音が全く聞こえません。
SQのA350に乗ったときは翼より後ろの席で若干はエンジンスタート音が聞こえていたことを思えば、翼前はさらに静かなようです。
テイクオフローリング。
始めにRRエンジン特有の音がしますが、全般的に静かです。
翼からウイングレットのラインが素敵です。きれい。
窓枠入れて取っても絵になりますね。
帰りの機内食。牛丼だったと思います。
往路と同じく、とてもおいしかったです。
くどいようですが、『パン!』絶品です。
食事後の機内散策。
プレエコ区画。2-3-2のアブレストです。ちなみにB777は2-4-2のアブレストでした。
エコ区画。A350標準の3-3-3アブレストです。この日は三連休最終日という事もあり一席も空いていない満席でした。
関空が近づくにつれて日が沈んできました。
飛行機から眺める夕日ほどきれいなものは無いと思っています。
たそがれどき。
降りる際にビジネスクラスのシートを撮影。
座席自体はB777と同じですが、筐体がB777は木目なのに対し、シルバーベースのものです。
B777は柔らかい印象、A350はスタイリッシュといった印象でしょうか。
帰りはノイズキャンセリングのイヤホンで無かったり不思議な差はありましたが、チャイナエアラインの個人的な評価は高いです。
過去の事とかエアラインランキングを踏まえると、避ける人がいるのも分かりますが、現状、そしてこれからはサービスレベルもあがっていくのではないか思います。
また何年かたって、変化を見て最終的に判断したいと思います。
A350やB777は本来長距離便に投入される機体なので、プロダクトも長距離向けのものを間合いで使えたところはありますが、それでも、良かったことには変わりありません。値段の安い航空券が出ていることも多いので、また台湾に行く際には是非使いたいなと思いました。