シンガポール航空A350搭乗記
修行まで少し期間があるので、過去の搭乗記も書きたいと思います。
今回は、昨年(2016年)9月24日に初となったA350の搭乗記です。
まず、話が長くなるのですが、以前バンコクに行ったときの帰りが香港経由で、その時にSQのA350を見ていたので、SIN-HKG間を飛んでいるのは把握していたのですが、なかなかその路線に乗れることもなくA350に乗りたいなぁ、、、と思うぐらいで諦めていました。
しかしそんな時、ちょうど奥さんの出張の行き先がシンガポールとなり、ここぞ!
とばかり付いて行きました。
この時はANAマイルがじゃんじゃんあったので、特典航空券で取りました。
往路はNGO→SINの直行便が取れたのですが、復路はSIN→HKG→NGOという選択肢が出てきました。
しかし、この検索で出てきたSIN→HKGはA380投入便。
普段ならこれでも喜んで乗るのですが、この時ばかりは初のA350に乗るべく、調べまくりました!
すると、SIN→HKGだけで特典航空券を検索すると、A350投入便のSQ890が出てきました。
しかし、ANAの特典予約では経路の一部だけ便変更が出来ないので、泣く泣くANAのコールセンターに、、
なぜ『泣く泣く』かというと、コールセンターで予約を入れると、コチラの通り手数料が取られるからです。。
(システム上で対応してないからなのに、容赦無く課金です…)
→別の特典予約でうまくやる方法を発見しました!また後日記事にします。
■SQ890 SIN→HKG A350-941 9V-SMC■
この便の出発は07:35。
いくら24時間空港のシンガポールチャンギと言えども、出発時刻1時間前の06:30にMRT(地下鉄)で辿り着こうとしても、始発前です( ゚д゚)
ということで、この日はDhoby Ghaut(ドビーゴード)駅近くのホテルからタクシーで直行。
早朝なので追加料金が取られましたが、30分程度、30SDぐらいで着きました。
さすがに朝早いので、T3の非制限エリアはすかすか。チェックインもスムーズでした。
しかしながら、さすがチャンギです!
制限エリアにはたくさんの人がいました。
機種変更がされていない事を祈りながらその日のA1ゲートへ…
いました!
真っ暗のなか、A350です!なかなかチャンギは暗い時間に出発するとレジが確認しにくいのですが、A1とB1のゲートだけは見やすいので良いですね。
使用機材は3号機の9V-SMC。
スターアライアンスゴールド所持者はクリスフライヤーゴールドラウンジが使えるのですが、時間もなかったのと、クリスフライヤーラウンジではないので、パス。
一番に優先搭乗して機内の写真を撮ることにしました。
A350の特徴、"Shades livery"
黒いサングラスをかけているみたいで初見は「だっさ!」って思っていましたが、実物を見たり、見慣れると「意外と良いかも」ってなってきました。
キャセイの新塗装もそうですね(笑)
まずはビジネスクラスシート。
BMWグループがデザインしたシート。洗練されてますね。
こちらはプレミアムエコノミー。
SIN-HKGではANAの特典航空券ですらプレミアムエコノミー区画をアサインできます。
が、窓側空いてなかったので断念。
そして、向かうはエコノミーキャビン。
ここまで紹介した3クラスのシートはすでにB777-300ERに搭載されているので珍しくもないのですが、いつもシンガポール航空ではA330かA380しか乗っていなかったので、このタイプに乗るのは初めて。
いやーさすがSQのプロダクトデザインは洗練されていますね。
窓はやっぱり大きい!特に開口部が大きく明るい印象があります。
B787は電子シェードが特徴ですが、A350は従来通りのシェード。
こちらの方が、夜明けのフライトでは明るくならず、ぐっすり寝れるので好きです。
特筆すべきはこのIFE(In-Flight Entertainment)
事前にSQのアプリで見たい映画を決めておいてリンクさせることですぐに見れる。
らしいです。。。
そう、機内を楽しむため、IFEは地図以外使わず(^◇^;)
ハンドセットの画面にフライト情報を表示させて、メインディスプレイは別のものを表示することができます。
シートピッチも十分ですね。A330ではなくなったレッグレストが装備されています。
このシートベルトサインの画面、近未来感がしてかっこいいですね!
新たに点灯したサインはしばらく点滅し、その後常時表示に変わります。
IFE自体は特に変哲の無いPanasonic製。
指でピンチアウトすると飛行機を拡大できます(^ ^)d
その反応も全くもっさりしておらず気持ちのいいレスポンスです。
(もちろんタッチパネルです。)
SQでは残念ながら、垂直尾翼からのカメラ映像はありません。。
その後プッシュバック→エンジンスタート→離陸→フラップ格納までずーーーっと動画を撮っていたので写真はありません。
エンジンスタートの瞬間もさすがエアバス×RR trentエンジンです。
セーフティーインストラクションの映像の音にしっかり負けて、ブリードエアが入り始めた音は全く聞こえず。本格的にエンジンが回転し始めるときに少し窓が共鳴でビリビリいったぐらいしか分からないぐらい静かでした。
テイクオフロールも静かですが、A330に比べてパワーがある分少し音量は大きく、勢いの良い加速でしたが、SFOみたいな長距離まで飛べる機体ではHKGなんて近くて、勢いが良いんでしょうね。
フラップをリトラクトするとき、"キュイーーーーン"って駆動音が結構しますが、これは機内が静かな分仕方ないのかもしれないですね。
B787でもこの"キュイーーン"音は結構します。
HKG線では機内食が1回出ます。
SQの朝ごはんはどこの路線でもこれが出るイメージです。
巡航中。この日のシートアサインは52Aです。
翼と写し込むにはバッチリの席ですね。
しかしエアバスの翼はきれいですね。表面がつるんとしてて、セクシーさすら感じます。
そして香港に到着。
隣には希少種になりつつあるB747がいますね。
アエロフロートも日本では見れないB777-300ERが来てますね。
最近の香港は新規就航が相次ぎ、各社最新機種も投入していて、世界は香港シフトなのを実感します。
SQも香港ではキャセイケイタリングなんですね。
その後はトランジットレーンを通って出発階へ。
香港にはスターアライアンスゴールドで使えるラウンジが3箇所あります。
・ユナイテッド クラブ ラウンジ
・タイ ロイヤルオーキッド
・シンガポール航空 クリスフライヤー
この中でも必ず行くのはシンガポール航空のクリスフライヤーラウンジ。
シンガポールチャンギでは、スターアライアンスゴールドごときではクリスフライヤーに入れてくれませんが、ここ香港では入れてくれます。 ありがとうm(_ _)m
このラウンジではワンタン麺を頼みましょう。オーダーしないと出てきませんが、以前香港の街中でおいしいと評判のワンタン麺を食べに行きましたが、正直こちらの方がおいしいです。
そして、スイーツも素晴らしいのです。
外国で抹茶のスイーツはいまいちな感じがしますが、これはめちゃおいしい。
その後乗ってきた9V-SMCが出発時間になったので写真を撮りに来ました。
綺麗な胴体です。
バッチリのカットが撮れました。
香港は撮影環境がなかなか良いので楽しいです。
■ANA876 HKG→NGO B737-781WL JA02AN■
元ゴールドジェットの子です。よくこの機体に当たります。
夕陽がきれいでした。
それ以外に特筆することはありません。
このフライトを使うのは3回目でしたが、機内食はひっどいレベルですし、IFEも無いですし、何よりこの距離飛ぶのにB737って。。。お金を払って乗るなら絶対NRTかHND経由を選びますね。なんならANA以外のキャリアを選びます。
ということで長くなりましたが、A350搭乗機でした!
お付き合いありがとうございました。